大阪メトロでの実証実験(機種比較編)

大阪メトロでは次世代改札機の実証実験として顔認証、QRコード対応の試験機を設置してテストしています。このレポートでは顔認証カメラ、QRコード読み取り部分を機種別に写真で比較します。前編のレポートはこちら

試験用改札機

試験にはメーカー4社が参加し、駅ごとに改札機のメーカーは異なります。

メーカー台数(通路数)
大国町高見沢サイバネティックス2
動物園前日本信号1
森ノ宮オムロンソーシアルソリューションズ1
ドーム前千代崎東芝インフラシステムズ2

顔認証カメラ

オムロン顔認証カメラ(オムロン)カメラと液晶ディスプレイが一体化されています。
高見沢顔認証カメラ(高見沢)高見沢の機械は通路の両側にカメラがあります。
顔認証カメラ(高見沢)2号機では機械の上にカメラの位置が移動しました。
東芝顔認証カメラ(東芝)液晶ディプレイの上にカメラが乗っています。
日本信号顔認証カメラ(日本信号)細い筐体の上にカメラが格納されています。
顔認証カメラ(日本信号)2号機ではカメラのレンズが分かりにくくなりました。

QRコード読み取り

オムロンQRコード読み取り(オムロン)PG-RのICカード読み取り部分がQRコード読み取り用カメラに置き換えられたような配置となっています。
高見沢QRコード読み取り(高見沢)初号機の読み取り部分です。
QRコード読み取り(高見沢)2020年8月設置の2号機では白枠とQRコードのアイコンが追加されました。
東芝QRコード読み取り(東芝)初号機のQRコード読み取り部分です。
QRコード読み取り(東芝)後に設置された2号機では、従来機での磁気券投入部分がQRコード読み取りカメラに置き換えられています。
日本信号QRコード読み取り(日本信号)初号機では3つの矢印で囲まれたデザインとなっています。
QRコード読み取り(日本信号)2号機ではGX8のICカード読み取り部分がQRコード読み取り用カメラに置き換えられたような配置となっています。

(2020/10/26掲載)