磁気フォーマット(F2F)

1990年代に入ってから自動改札機を導入した事業者で使用されている記録方式です。NRZ-1方式に比べ、記録できる情報が増えています。その分、記録密度も上がっているため肉眼での解析には苦労します(私は、スキャナーでスキャンした画像をPCの画面上で拡大して解析しています)。

エドモンソン券

切符の長辺方向にデータを読み、縦線の間隔が0.25mmであれば「1」、0.5mmであれば「0」を意味します。

エドモンソン券(F2F)
エドモンソン券(F2F)

上の図はプリ/ポストアンプル以外は「0」記録されたもので、実際とは異なるものです(チェックサムも計算されていません)。また、青/赤の線はビット位置を見やすくするために付加しているものです。

トラックごとに記録されている情報は以下のとおりです。

トラックA
ビット記録内容備考
1-4プリアンプルデータの開始を示し、内容は「1111」
5-16有効終了月日月、日(10位)、日(1位)
17-32発駅線区、駅順
33-42発駅の区数
43-58他社連絡駅線区、駅順
59-72他社連絡駅の区数
73-76券種
77-80チェックサム
81-84ポストアンプルデータの終了を示し、内容は「0111」
トラックB
ビット記録内容備考
15-18プリアンプルデータの開始を示し、内容は「1111」
19-30有効開始月日/乗車月日月、日(10位)、日(1位)
31-46乗車駅コード
47-58乗車時刻
59-62共通予備
63-66入出場コード
67-70チェックサム
71-74ポストアンプルデータの終了を示し、内容は「0111」
トラックC
ビット記録内容備考
1-4プリアンプルデータの開始を示し、内容は「1111」
5-20経由1線区、駅順
21-36経由2線区、駅順
37-52経由3線区、駅順
53-68経由4線区、駅順
69-76券種
77-80チェックサム
81-84ポストアンプルデータの終了を示し、内容は「0111」

(2022/7/18更新)